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chapter.01

私が被写体としての女と出会ったのは、18才の頃。

それは、コンプレックスの塊だった私自身だった。

当時、美大生だった私は、運良く自分を表現する手段として、カメラと出会った。

フルオートのカメラを三脚に取り付け、タイマーや、リーズを駆使して被写体である自分と向き合う日々。

撮り溜めた写真を、公募展や個展へと吐き出す様に発表していった。

 

 

そして、パルコの「期待される写真家」展に入展。(1991年)

初めての出品。若さゆえの強さなのだろうか。入展できるという確信。高揚。達成感。

次の作品はどうしていこうか・・・。

展覧会場の前でそう考えていた。

 

 

時を同じくして、妊娠5ヶ月。

結婚を反対され、愛する人の元へ逃げた私は、親から捜索願を出されながらも、

入籍し、第1子出産。

少しだけ、最初のボタンをかけ違えた結婚生活のスタート。

今までとは違う生活。

結果が突きつけられる生活。

学生の身でありながら、妻となり母となる道を自分から選んだはずなのに・・・。

 

 

 

 

〜京都 二条城南 女性写真家 高橋貴絵写真事務所 マタニティ ブライダル撮影 家族写真専門家〜